ご挨拶

第12代校長 和田  孝
  本校は昭和51(1976)年4月1日に開校しました。昨年度までに8,958名が卒業し、令和5年度には創立48年を迎えました。平成24年度に制定した「東大和市立第四中学校人権宣言」は、特色ある教育の柱になっています。
 新型コロナウィルス感染症が終息しない状況が継続していますが、学校の教育活動では生徒にマスクの着用を求めないことを基本とし、少しずつ日常の生活に戻りつつあります。
 さて、本校では今年度から学校の教育目標を達成するために、次の特色ある教育活動に取り組んで参ります。
1 標準服の自由化
 社会的・文化的に作られた性別(ジェンダー)に焦点を当てて生徒の多様性を受け入れ、お互いに認め合うための配慮や考え方、行動を促す人権教育(ダイバーシティ教育)を推進します。生徒は女性らしさや男性らしさにとらわれることなく、自ら服装を決めます。また、感覚が過敏な生徒は不快にならない生地の服を自ら決めます。これにより、生徒が授業や学校行事などに心地よく取組めることを期待できます。
2 ホワイト校則
 従前までの教員の価値観による校則を見直し、生徒会が中心になって、きまりの根拠や社会規範とのかかわりを考えたルールを「ホワイト校則」として位置付けます。時代や社会の常識に合わない理不尽なきまりを無くし、生徒の自治活動を通してより良き学校のきまりを作っていきます。
3 Waku Waku Community School
 校則の見直しについて、保護者や地域の方で構成するコミュニティ・スクール委員が生徒会の協議を基にして知恵を出し合い、地域と共にある学校づくりを推進します。
4 総合的な学習の時間を軸とした学びの充実
 探究的な学習過程(課題の設定 → 情報の収集 → 整理・分析 → まとめ・表現)について、1人1台端末を活用して言語による課題の分析を「見える化」する学習を各教科等に導入することで、生徒の思考力を高めます。
5 四中インターン
 中央大学と連携して、将来教員を目指す学生を「四中インターン」として招き、困り感のある生徒の支援や補習、学習支援に参加してもらうことで個別最適な学びを充実させます。
6 GIGAタイム
 月時程にGIGAタイム(校内研修)を設定し、全ての教科で1人1台端末を用いた分かる授業や面白い授業を研究開発します。
7 単元テストの導入
 定期考査は国語、社会、数学、理科、外国語の5教科で実施し、音楽、美術、保健体育、技術・家庭は単元テストとして単元の終了時に実施することにより、短期間での詰込みによる学びへの負荷を是正します。
8 超過勤務時間の縮減
 新型コロナウィルス感染症対策の知見を生かして、従前までの取組みに戻ることなく、超過勤務時間の月45時間未満を徹底する。

更新日:2023年04月19日 10:49:28